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脂肪細胞を自力で減らす方法はある?食事制限や運動に限界がある理由
お客様から「脂肪細胞を自力で減らすことはできるのか?」といったご質問をいただくことがあります。
結論から言うと、食事制限や運動だけで脂肪細胞を減らすことはできません。自己流のダイエットで体重を落とすことはできますが、脂肪細胞を減らす手段は医療的アプローチのみに限定されます。
本記事では、脂肪細胞が増加するメカニズムを解説します。脂肪細胞を減らすのに効果的な医療ダイエットもご紹介するので、自己流のダイエットに限界を感じている方はぜひ最後までご覧ください。
なお、医療痩身を専門とする「リエートクリニック」では現在オープン記念キャンペーンを実施中です。
リエートクリニックでは、医療痩身機器や注射・点滴治療、ダイエット薬などを用いた「切らない施術」を行っています。
医学的に根拠のある方法を用いて細胞レベルで身体にアプローチすることで、理想の体型づくりと共に人間本来の美しさを取り戻す美容医療を提供します。
カウンセリングは無料ですので、医療痩身を検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。
【結論】脂肪細胞を自力で減らす方法はない
繰り返しとなりますが、自己流のダイエットで脂肪細胞の数を減らすことは困難です。
食事制限や運動で体重が減るのは脂肪細胞が縮んで小さくなっているからで、細胞細胞の数が減ったからではありません。
効果的かつ効率よく痩せたい方は、脂肪細胞が増加するメカニズムと、その増減に影響を及ぼす要素を正しく理解することが大切です。
そもそも脂肪細胞って何?
脂肪細胞は「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類に大別されます。
どちらも体内に蓄えられたエネルギーを管理するという重要な役割を担っていますが、それぞれの機能は以下のように異なります。
脂肪細胞の種類 | 機能 |
---|---|
白色脂肪細胞 | エネルギーを貯蔵する役割を担う。過剰に摂取したカロリーを脂肪として蓄える。 |
褐色脂肪細胞 | エネルギーを熱として消費し、体温調節の役割を担う。主に寒冷化環境で活性化し、熱を産生する。 |
2種類ある脂肪細胞のうち、太る原因になってしまうのは白色脂肪細胞です。体重が増加するのは、カロリー収支(カロリー摂取とカロリー消費の差)でプラスになったエネルギーを白色脂肪細胞が脂肪として溜め込んでしまうためです。
ダイエット中の方が脂肪細胞を減らしたいと言う場合は、大半が白色脂肪細胞を意味します。
白色脂肪細胞が「太る脂肪」と言われるのに対して、褐色脂肪細胞は「痩せる脂肪」と表現されることがあります。これは、褐色脂肪細胞にエネルギー消費や脂肪燃焼の機能があるためです。
ただ、褐色脂肪細胞は年齢とともにその数が減ってしまうことが明らかにされています。
人の体にある脂肪細胞の数は300億〜600億個
人の体には約300億〜600億もの脂肪細胞が存在します。
脂肪細胞の数は幼少期から20歳頃までの生活習慣によって決まると言われており、20歳以降に大幅に増えることはほとんどありません。ただし、食べ過ぎなどで体が栄養を蓄えようとする時は、細胞分裂によって脂肪細胞が増殖することが明らかにされています
青年期までに脂肪細胞が増える要因には次のものがあげられます。
脂肪細胞が増える要因
- 食事の量と質
- 運動不足
- 睡眠不足
- 遺伝
幼少期から高カロリーな食事を日常的に摂取していたり、不規則な生活習慣を続けたりしていた方は、そうでない方に比べて肥満になりやすい傾向にあります。また、肥満の人ほど脂肪細胞の数が多いこともわかっています。
脂肪細胞が大きくなる理由
脂肪細胞が大きくなる(=太る)もっとも大きな理由が、過剰なカロリー摂取です。
健康を維持するために必要なエネルギー量よりも、摂取するカロリーが多ければ脂肪として蓄えられ、その過程で脂肪細胞のサイズが増大します。特に、高脂質・高糖質な食事から摂取したカロリーはスムーズに脂肪へ変換されてしまうため注意が必要です。
また、加齢による基礎代謝の低下も脂肪細胞が大きくなる原因の一つです。「若い頃は食べても太らなかった」「食事量は変わらないのに体重が増える」と感じる方が増えるのは、年齢とともに基礎代謝が落ちてしまったことが大きな理由だと考えられます。
脂肪細胞を減らせるのは医療的アプローチのみ
食事制限や運動で体重を減らすことはできますが、自己流のダイエットでは「脂肪細胞を小さくする」のが限界です。
脂肪細胞があるうちは、一度ダイエットに成功しても過食や運動不足が続くとリバウンドする可能性は十分に考えられます。
理想のボディラインを長期間維持するには、根本的なアプローチが求められます。その一助となるのが、医療的手段によって脂肪細胞そのものを破壊する方法です。
医療的アプローチでは、脂肪細胞を破壊し、体外へ排出することが可能です。一度無くなった脂肪細胞が復活することはないので、リバウンドの心配もほとんどありません。
自己流のダイエットでは困難な部分痩せもできるので、効果的かつ効率よく痩せたい方は脂肪細胞そのものを減らすダイエットを検討してみてはいかがでしょうか。
脂肪細胞を減らせる医療ダイエットの種類
脂肪細胞を減らせる医療ダイエットには次の種類があります。
脂肪溶解注射 | 脂肪冷却 | 医療HIFU | 脂肪吸引 | |
---|---|---|---|---|
メカニズム | 脂肪を溶かす薬剤を注射し、脂肪細胞を破壊する。 | 脂肪細胞を冷却し、脂肪細胞を破壊する。 | 超音波で脂肪細胞を破壊する。 | カニューレ(吸引管)を用いて皮下脂肪を吸引する。 |
効果が出るまでの期間 | 10日〜1ヶ月程度 | 2〜3ヶ月程度 | 1〜2ヶ月程度 | 2週間程度 |
回数 | 3〜5回が目安 | 3〜5回が目安 | 3〜5回が目安 | 1〜2回(脂肪の量が多い、または広範囲の吸引を希望する場合はそれ以上) |
ダウンタイム | 数日〜1週間程度 | 数日〜1週間程度 | 数日 | 完全に回復するまでは6ヶ月程度 |
副作用 | 腫れ、内出血 | 赤み、内出血、腫れ、鈍痛 | 感染、熱傷、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑 | 腫れ、痛み、内出血、色素沈着、皮膚の凸凹、感染、知覚異常 |
費用相場 | 1回30,000〜200,000円 | 1回20,000〜70,000円 | 1回30,000〜200,000円 | 1回200,000〜300,000円 |
※費用は1エリアの相場です
それぞれの方法を詳しく解説します。
1.脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、スリムダウンさせたい部位(皮下脂肪層)に薬剤を注入する施術です。
使用する薬剤には脂肪を溶かす成分が含まれます。薬剤の作用によって破壊された脂肪細胞は時間の経過とともに体外へ排出され、数週間から数ヶ月かけてボディラインに変化が見られます。
効果を最大限に引き出すには、1ヶ月に1回のペースで計3〜5回施術を受けるのが理想です。ボディと顔の両方に対応していますが、脂肪が多い部分では十分な効果を発揮できない可能性があります。
メスを使わない施術なのでダウンタイムが少なく、施術後すぐにメイクすることも可能です。日常生活への影響を最小限に抑えられるのが、脂肪溶解注射の大きなメリットです。
2.脂肪冷却
脂肪冷却は、スリムダウンさせたい部位に専用のデバイスを装着し、脂肪細胞を低温で凍結させる施術です。
凍った脂肪細胞は機能が停止し、時間の経過とともに体外へ排出されます。ボディラインに変化が見られるのは施術後1.5ヶ月ほど経ってからで、アポトーシス(細胞の死)が続く3ヶ月頃までは脂肪細胞の減少が続きます。
腹部・太もも・二の腕・背中・顔など全身に適応があり、食事制限では難しい部分痩せに効果的です。
脂肪を吸引しながら冷却するので、施術中は多少の違和感や不快感があります。施術開始から10分ほどで感覚が麻痺し、後半は冷たい感覚だけが残ります。
副作用には赤みや内出血、腫れ、鈍痛などがあり、ダウンタイムは数日~1週間程度です。
当院では、従来品の「クラツー」からさらにパワーアップした「クラツーアルファ」を導入しています。2つのハンドピースで効率よく脂肪細胞にアプローチでき、冷却効率も最大18.1%向上しています。
3.医療HIFU
医療HIFU(高密度焦点式超音波)は、超音波エネルギーで脂肪細胞を破壊する施術です。
大きく「リニアハイフ」と「ドットハイフ」に分けられ、前者は脂肪細胞、後者はSMAS筋膜とアプローチの対象が異なります。どちらも脂肪細胞を破壊する点は共通していますが、ダイエット目的ではリニアハイフを用いるのが一般的です。
ほかの施術と同様に、医療HIFUによってダメージを受けた脂肪細胞は時間とともに体外へ排出されます。数ヶ月ほどでボディラインの変化を実感でき、一度排出された脂肪細胞が復活することはありません。
医療HIFUは全身に適応があり、施術後は肌の引き締めや弾力アップなどの副次的効果も期待できます。人によって痛みや腫れを感じることがありますが、数日程度落ち着くケースが大半です。
4.脂肪吸引
脂肪吸引は、専用のカニューレと吸引装置を使って脂肪細胞を体外に除去する手術です。
一度に大量の脂肪※1を除去できるので、大幅な変化を実感できます。脂肪の量や部位にもよりますが、1回で数箇所の脂肪吸引ができる場合もあります。
1〜2週間は痛みや腫れ、内出血が続くので、術後は一定のダウンタイムが必要です。また、皮膚の凸凹や拘縮(こうしゅく)※2などが完全に回復するまでに6ヶ月ほどかかる場合もあります。
脂肪吸引は大きな変化を求める場合に魅力的な選択肢ですが、先に述べた方法よりもリスクが高く、回復に時間がかかる点について留意が必要です。
※1…1回の手術で除去できる脂肪の量は、原則として体重の3〜5%まで(体重50kgなら1回に2.5kg程度まで)
※2…皮膚や関節が固くなること
医療ダイエットは複数の方法を組み合わせるのがおすすめ
脂肪細胞を減らす医療ダイエットは、複数の方法を組み合わせることでより高い効果が望めます。
具体的には、脂肪溶解注射で脂肪細胞を減らしつつ、筋肉運動の効果がある医療電磁場機器を併用すればメリハリのある引き締まったボディが手に入ります。脂肪冷却や医療HIFUに美容点滴や内服薬を組み合わせるのも有効な方法です。
食事制限や運動でのダイエットにはリバウンドのリスクがありますが、医療的アプローチで脂肪細胞を減らせば長期間理想のボディラインを維持することができます。
人生最後のダイエットを応援するため、当院ではお客様の理想や体質に合わせた痩身プログラムをご提案しています。「リバウンドしたくない」「手軽に痩せたい」とお考えの方は、当院までお気軽にご相談ください。
脂肪細胞を減らす医療ダイエットの注意点
医療ダイエットでは脂肪細胞を減らすことができますが、1回の施術だけで大幅な体重減少は望めない可能性があります。
脂肪溶解注射や脂肪冷却、医療HIFUなどは、ボディラインを整えることに特化した施術です。体型や目標に応じて目安の回数を定め、施術を継続することで見た目の変化を実感できます。
あくまで「体型を美しく見せるための手段」であり、体重の増減だけにとらわれないよう注意が必要です。体重減少を一番の目標に掲げるのであれば、複数の施術を併用し、食事制限や運動を取り入れることが大切です。
自力のダイエットにサヨナラ!医療的アプローチで脂肪細胞を減らそう
脂肪細胞を自力で減らすことはできませんが、医療の力を借りれば理想のボディラインを手に入れることができます。
医療ダイエットは個々の目標や体質に合わせて最適な痩身プログラムを実行するので、効果的かつ効率よく美しい外見を手に入れることができます。「自力で痩せられない」「リバウンドを繰り返している」といったお悩みは、医療ダイエットが受けられるクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。
医療ダイエットには複数の方法があるので、医師に相談の上で最良のアプローチを見つけてください。
【参照元】
- 杉原 甫.肥満の科学[ II ]肥満のメカニズム[5.脂肪細胞の増殖]
- 昭和大学DOHaD班「成人期の肥満のリスクが小児期までにある程度決定される理由」
- 京都大学大学院人間・環境学研究科.「健康科学講義 II 肥満の健康科学」
- 認知症予防習慣「痩せる脂肪細胞の活性化で肥満を予防」