リベルサスは危険性が高い？服用のリスクと対処法を解説【医師執筆】
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例） 引用元：リエートクリニック
糖尿病治療薬の一種であるリベルサスには体重減少の効果があり、近年はダイエット目的で使用する人が増えています。
リベルサスは安全性と有効性が確認されているので、適切に使用すればリスクはほとんどありません。その一方で、SNSでは「危険性が高い」「副作用が出る」などの口コミが散見されます。
リベルサスダイエットを検討中の方のため、本記事では美容目的でリベルサスを用いる場合のリスクについて解説します。
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リエートクリニックでは、医療痩身機器や注射・点滴治療、ダイエット薬などを用いた「切らない施術」を行っています。
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リベルサスが危険だと言われる理由
リベルサスはGLP-1というホルモンの働きを利用し、食欲を抑えたり胃の排出を遅らせることで血糖値や体重をコントロールするお薬です。
本来は糖尿病治療のために使われますが、体重減少効果があることからダイエット目的で使用することもあります。リベルサスが危険だと言われるのは、主にダイエット目的で使用する場合です。
年齢や持病など一部の制限を除き、リベルサスダイエットは誰でも行うことができます。中にはサプリメント感覚で使用している方もいるかもしれません。
正しく使用すればリスクはほとんどありませんが、リベルサスはあくまで医薬品なので、予期せぬ健康被害が生じた時は適切な対処が必要です。
医薬品には副作用のリスクがあるので、ダイエット目的で使用する場合はそのリスクを十分に把握しておかなければなりません。
リベルサスの副作用
| 症状 | 頻度 |
|---|---|
| 胃腸障害（下痢・便秘・腹痛・消化不良など） | 1〜5％程度 |
| 頭痛 | 1〜5％程度 |
| 疲労感 | 0.5〜1％程度 |
| 浮動性めまい・味覚異常 | 0.5〜1％未満 |
| アレルギー症状（発疹・じんましんなど） | 頻度不明 |
リベルサスの副作用でもっとも多いのが、下痢や便秘、腹痛などの胃腸障害です。
GLP-1受容体作動薬には自己注射タイプもありますが、リベルサスは唯一の経口タイプです。胃腸を経由するため消化器症状が強く出やすい傾向があります。
他にも頭痛や疲労感、アレルギー症状などの副作用が報告されています。これらの症状は服用初期や用量を増やしたタイミングで起こりやすく、多くは時間の経過とともに改善していくのが一般的です。（通常数日〜2週間程度）
軽度であれば経過を見ますが、症状が強い場合は医師に相談し、服用の中断や変更を検討する必要があります。
リベルサスで注意すべき重大な副作用
ごくまれにではありますが、リベルサスには以下の重篤な副作用も報告されています。
| 副作用 | 症状 | 頻度 |
| 低血糖 | 脱力感・倦怠感・強い空腹感・冷や汗・顔面蒼白・意識障害など | 不明 |
| 急性すい炎 | 嘔吐を伴う激しい腹痛 | 0.1％ |
| 胆嚢炎・胆管炎 | 右上腹部やみぞおち周辺の激しい痛み・吐き気や嘔吐・発熱 | 不明 |
低血糖は過度な食事制限や他の糖尿病治療薬と併用した場合に起きやすいと言われています。（GLP-1受容体作動薬は併用できません）
また、強い腹痛や嘔吐がある場合は急性すい炎や胆嚢炎、胆管炎などが疑われます。
これらは重大な副作用の特徴的な症状なので、異常が見られた場合は使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
リベルサスを通販・個人輸入で購入するリスク
リベルサスは医療機関を受診しなければ入手できない医療用医薬品（処方薬）ですが、一部では個人輸入したリベルサスを取り扱う通販サイトが存在します。
個人輸入は偽造医薬品が混入するリスクが懸念され、誤って使用すると重大な健康被害が発生する恐れがあります。過去には予期せぬ副作用によって身体障害や死に至る事故もありました。
偽装医薬品による副作用は国が定める医薬品救済制度の対象外です。仮に大きな健康被害が生じても、治療費の救済給付は受けられません。
ダイエット目的の場合は自費診療となるため、長期的に服用するとなれば費用負担が気になる方もいるでしょう。だからといって非正規のルートで購入することは健康被害のリスクが高まります。
リスクが少ない医療ダイエットとは？
リベルサスと聞くと「飲むだけで簡単に痩せる」というイメージを持たれがちですが、お薬だけに頼るのはおすすめできません。
どんなに効果が高くても、その効果が持続するのはリベルサスを服用している間だけで、やめると食欲と体重が元に戻るリスクがあるからです。
リバウンドを防ぐには、お薬と合わせて脂肪細胞に直接働きかける施術を組み合わせるのがおすすめです。リエートクリニックでは、脂肪溶解注射や脂肪冷却、医療HIFUなどを用いた複合的な医学的アプローチが可能です。
当院は痩せることだけを目標とせず、長く理想の体型を維持することまでサポートいたします。医療的根拠に基づき、安全かつ効果的な方法でリバウンドしない体づくりを目指します。
「短期間で痩せたい」「リバウンドしたくない」という方は、ぜひ当院までご相談ください。お客様の人生最後のダイエットをサポートさせていただきます。
リベルサスを使用できない人【禁忌】
以下に該当する方はリベルサスを使用できません。
リベルサスを使用できない方
- 妊娠中・授乳中
- 未成年
- 1型糖尿病
- 過去にGLP-1薬でアレルギー反応を起こしたことがある
上記以外にも体質や持病次第ではリベルサスを使用できないことがあります。妊娠を希望している方や体調面に不安がある方も使用上の注意点があるので、詳しくは医師に相談してください。
リベルサスの危険性を軽減するための方法
リベルサスのリスクを軽減する方法は次の4つです。
リベルサスのリスクを軽減する方法
- 用法用量を守る
- 個人輸入や通販で購入しない
- 医師の指導に従う
- 他の薬を検討する
それぞれのポイントを詳しく解説します。
1.用法用量を守る
リベルサスは1日1回、空腹時にコップ半分（約120ml）の水で服用するのが基本です。
起床後すぐの空腹時に服用し、その後は短くても30分間は飲食や他の薬の服用を避ける必要があります。用法が細かく定められているのは、胃の中に食べ物が残っていたり水の量が多すぎると薬の吸収率が低下し、効果に影響を与えてしまうためです。
飲み忘れたらその日は服用せず、翌日の起床後に1錠だけ服用してください。飲み忘れたからといって2錠以上まとめて服用することはNGです。
リベルサスには3mg・7mg・14mgと3種類の用量があり、経過を見ながら徐々に増量していくことが可能です。体への負担を軽減するため同一量は4週間継続が必要なので、自己判断で勝手に増量することは避けてください。
正しいタイミングと用法を守ることが、副作用の予防と効果の最大化につながります。
2.個人輸入や通販で購入しない
リベルサスは医師の処方が必要な医療用医薬品であり、本来であれば通販サイトや個人輸入での購入はできません。
海外で製造された医薬品には成分が異なるものや用量が異なるもの、不適切な状態で保管されたものが混入しているリスクが伴います。
リベルサスのリスクを最小限に抑えるには、医療機関を通じて処方を受けることが大切です。
3.医師の指導に従う
リベルサスは下痢や便秘、腹痛など消化器系の副作用が出やすいお薬です。
副作用が出た時の対処や用量を増やすタイミングは、専門知識を持つ医師が判断します。症状次第では投与を中止しなければいけないケースもあります。
体調が優れないにもかかわらず服用を続けると重大な副作用につながる恐れがあるため、異変を感じた時は自己判断をせずできるだけ早く医師に相談してください。
4.他の薬を検討する
リベルサスの副作用がつらい時や効果を感じられないといった場合は、無理に続けるのではなく、他のダイエット法を検討することも一つの選択肢です。
リベルサスはいくつか種類があるGLP-1受容体作動薬の中で唯一の経口タイプで、その他のお薬に比べて胃腸障害が出やすい傾向があります。副作用が治らなければ別の方法で様子を見ることもできるので、困った時は医師に相談してみましょう。
また、お薬だけでなく医療痩身機器もダイエットに有用です。リベルサスの効果は服用している間しか持続しませんが、別の方法であれば脂肪細胞そのものを減らすことができるので、リバウンド予防にも役立ちます。
まとめ
リベルサスは正しく服用すれば高いダイエット効果が期待できるお薬です。
副作用や個人輸入薬による健康被害などのリスクはありますが、医師の指示に従い、適切なルートで入手したものであれば危険性はほとんどありません。リベルサスで理想の体型を目指すには、お薬に関する正しい知識を身につけることが大切です。
リエートクリニックでは、リベルサスをはじめとする医療ダイエットのご提案が可能です。「痩せる薬に興味はあるけどリスクが気になる」「体の負担が少ないダイエット方法が知りたい」という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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※リベルサスは糖尿病治療以外の目的では未承認のため、薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・処方を行っています。医薬品についての詳細はメーカー公式HPをご確認ください。
【参照元】
