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オゼンピック(ダイエット注射)の効果と副作用、正しい使い方【医師監修】
オゼンピックは、ダイエット効果が期待できるGLP-1受容体作動薬です。
インスリンの分泌を促進し、血糖値の上昇を抑えることで満腹感を持続させます。過食や完食を防げるので、継続することで徐々に体重にも変化が見られます。
一方で、オゼンピックには便秘や吐き気などの副作用が現れることがあり、使用時は注意点やリスクも理解しておかなければなりません。
本記事では、手軽にはじめられる医療ダイエットの一つ【オゼンピック】について詳しくまとめました。正しい使い方や副作用についても解説するので、オゼンピックでのダイエットを希望する方は、ぜひ最後までお読みください。
なお、医療痩身を専門とする「リエートクリニック」では現在オープン記念キャンペーンを実施中です。
「食事制限や運動なしで楽に痩せたい!」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
オゼンピックとは?
オゼンピック(一般名:セマグルチド)は、2型糖尿病の治療薬として開発されたGLP-1受容体作動薬の一種です。
GLP-1とは小腸から分泌される消化管ホルモンのことで、膵臓にあるGLP-1受容体に結びつくことでインスリンの分泌を促進します。インスリンには血糖値の上昇を防ぐ働きがあり、食後の血糖値をコントロールすることで食欲を抑制します。
オゼンピックにはGLP-1と似た作用があることから、2型糖尿病の治療薬として使われるようになりました。食欲を抑制する働きはダイエットにも有用で、医療ダイエットの分野でも活用される機会が増えています。
オゼンピックは2017年にアメリカFDAで初めて承認されて以降、現在は28ヶ国で販売されています。日本で厚生労働省の認可※を受けたのは2020年です。
※2型糖尿病に対する承認。ダイエット目的では未承認のため、薬機法に基づき、医師の判断にて導入・治療を行っています。医薬品の詳細はメーカー公式HPをご確認ください。
オゼンピックのダイエット効果
オゼンピックがダイエットにいいと言われる理由には次のものがあります。
オゼンピックがダイエットに効く理由
- 血糖値を下げる
- 食欲を抑制する
- 満腹感を持続させる
ここからはそれぞれの効果を詳しく解説します。
1.血糖値を下げる
オゼンピックの主成分であるセマグルチドには、血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。
血糖値が上昇すると体内では大量のインスリンが分泌され、ブドウ糖が脂肪に変わりやすい状態(=太りやすい状態)になります。血糖値が急上昇することは太る原因につながるため、ダイエット中は血糖値を適切にコントロールしなければなりません。
オゼンピックを使用すると血糖値の上昇が抑えられ、太りやすい状態を避けることができます。また、血糖値が安定すると体重管理がしやすくなるので、効率的な減量にも役立ちます。
2.食欲を抑制する
オゼンピックには、食欲を抑制する神経細胞を活性化させる働きがあります。
過去の臨床試験では、オゼンピックを投与した患者に食欲減退の症状が見られ、高カロリーな食べ物に対する嗜好が低下したという結果が報告されています。
具体的なエネルギー摂取量を見ると、夕食は18%、間食は22%、昼食にいたっては35%低下したという結果です。
3.満腹感を持続させる
オゼンピックで胃の働きが緩やかになると、消化が遅れ、満腹感も持続します。
満腹感を持続させることは、間食や過食の予防に効果的です。全体の食事量も自然に抑えられるので、結果として摂取カロリーが減り、体重減少につながります。
オゼンピックのダイエット効果が実感できるまでの期間
オゼンピックのダイエット効果を実感できるまでには、使用開始から1〜2ヶ月ほど時間がかかります。
年齢や体質、生活習慣などで個人差はあるものの、早ければ1〜2週間ほどで食欲の落ち着きが見られます。ただし、初期は用量が少ないために目立った変化は感じにくいかもしれません。
オゼンピックはその他GLP-1に比べて自己注射の回数が少なく、本当に効果が出るのか不安を感じるお客様もいます。ただ、すぐにやめてしまうと期待する効果は望めないので、まずは半年を目標に継続することをおすすめします。
オゼンピックのダイエットでどれくらい痩せられる?
海外で行われた臨床試験では、オゼンピックの有効成分セマグルチド0.5mgを投与した患者の体重が3.7〜4.3kg、セマグルチド1.0mgでは4.5〜6.4kg減少したとの報告があります。
日本人を対象にした試験では、グローバル試験よりも体重減少量は少なかったものの、 セマグルチド0.5mgで1.4〜2.2kg減、セマグルチド1.0 mgで3.2〜3.9 kg減という結果が報告されました。
効果の現れ方には個人差がありますが、継続することで高い減量効果が期待できます。
もっとも、オゼンピック単体での効果には限界があるため、短期間での減量や部分痩せを希望する場合にはその他の方法と併用することをおすすめします。
オゼンピックは他の医療ダイエットと組み合わせるのがおすすめ
オゼンピックの効果を高める方法の一つに、他の医療ダイエットとの併用があります。
医療ダイエットにはさまざまな方法があり、異なるアプローチをすることで短期間での減量が期待できます。オゼンピックで食事量をコントロールし、痩身機器や薬剤で部分的な引き締めを行えば、より効率的な減量が可能です。
オゼンピック(GLP-1)と組み合わせることで、より高い効果が期待できる医療ダイエットは次の通りです。
方法 | 特徴 |
---|---|
医療電磁場機器 | 電磁場で筋肉を刺激し、脂肪燃焼と筋力増強をサポートする |
脂肪冷却 | 太る原因となる脂肪細胞を冷却・破壊し、体外へ排出させる |
医療HIFU(ハイフ) | 超音波で脂肪細胞を破壊する(リフトアップ効果もあり) |
脂肪溶解注射 | 脂肪溶解を溶かす薬剤を注射し、体外へ排出させる |
リエートクリニックでは、GLP-1ダイエットや上記の方法に加え、さまざまな医療ダイエットをご用意しております。
お客様の体質や目標に合わせて最適なプランをご提案できますので、無理せず綺麗に痩せたい方はお気軽にご相談ください。当院は全国に3院あり、いずれも横浜駅・名古屋駅・池袋駅からすぐのところにございます。
オゼンピックの使い方
オゼンピックの使用頻度は週に1回で、腹部・太もも・上腕(二の腕)のいずれかに皮下注射します。
オゼンピックの注射針は髪の毛ほどの太さの短いものであり、痛みはほとんどありません。※一般的な採血針が太さ0.8mm・長さ25.4mmであるのに対して、オゼンピックは太さ0.23mm・長さ4mm程度
血中濃度は注射後24時間でピークを迎え、その後は効果が約1週間持続します。効果を持続させるには、毎週同じ曜日に注射することが大切です。
初期段階では0.25 mgの低用量から開始し、効果や体調の変化を見ながら徐々に用量を増やしていきます。通常は数週間ごとに用量を調整し、最大で1.0mg/週まで増量可能です。
オゼンピックは食事の影響を受けないため、注射するのは食前でも食後でも構いません。いつも同じ部位に注射するとその部分の皮膚が固くなってしまうので、前回よりも2〜3cmずらした場所に注射しましょう。
もし指定の曜日に打ち忘れてしまったら、次回予定日まで2日(48時間)以上あるならその時点ですぐに注射してください。その後は予定通り同じ曜日に注射します。
2日(24時間)未満の場合は、次回予定日に1回分を注射します。※倍量にしたり別の曜日に埋め合わせするのはNGです。
オゼンピックの保管方法
未使用のオゼンピックは冷蔵庫で保管してください。
凍結すると十分な効果を発揮できなくなるので、冷蔵庫内でも冷風が直接当たる場所には置かないよう注意が必要です。直射日光や高温になりやすい場所、ゴミやホコリが付着しやすい場所も避けましょう。
余ったオゼンピックは、最初の使用から8週間以内であれば室温(30℃以下)で保管できます。水や油がかからない清潔な場所に保管し、8週間以内に使い切ってください。
オゼンピックの副作用
オゼンピックには以下の副作用が報告されています。
オゼンピックの主な副作用
- 注射部位の反応(痛みや赤み)
- 便秘
- 吐き気
- 胃のむかつき
- 下痢など
これらの症状は、使用開始から数日〜数週間で自然消失するのが一般的です。ただし、症状が持続する場合や、以下のような重篤な症状が見られた時は、無理に継続せず速やかに医師へ相談してください。
オゼンピックの重篤な副作用
- 低血糖の症状(倦怠感・めまい・動悸・頭痛など)
- 嘔吐を伴う激しい腹痛
- 腸閉塞
オゼンピックと他のダイエット薬との違い
医療ダイエットに用いられる薬は、オゼンピック以外にもさまざまな種類があります。
代表的なものを以下の表にまとめました。
オゼンピック | サクセンダ | ビクトーザ | マンジャロ | リベルサス | カナグル | 防風通聖散 | 五苓散 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
薬効分類名 | GLP-1受容体作動薬 | GLP-1受容体作動薬 | GLP-1受容体作動薬 | 持続性GIP/GLP-1受容体作動薬 | 経口GLP-1受容体作動薬 | SGLT2阻害剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 |
投与方法 | 自己注射 | 自己注射 | 自己注射 | 自己注射 | 服用 | 服用 | 服用 | 服用 |
有効成分 | セマグルチド | リラグルチド | リラグルチド | チルゼパチド | セマグルチド | カナグリフロジン水和物 | カッセキ・オウゴン・カンゾウ・キキョウ・セッコウ・ビャクジュツ・ダイオウ・ケイガイ・サンシシ・シャクヤク・センキュウ・トウキ・ハッカ・ボウフウ・マオウ・レンギョウ・無水ボウショウ・ショウキョウ | タクシャ・ソウジュツ・チョレイ・ブクリョウ・ケイヒ |
頻度 | 週1回 | 1日1回 | 1日1回 | 週1回 | 1日1回 | 1日1回 | 1日2〜3回※年齢や体重により適宜増減 | 1日2〜3回※年齢や体重により適宜増減 |
副作用の程度 | やや弱い | 普通 | 普通 | やや弱い | 普通 | 普通 | やや弱い | やや弱い |
適した人 | 自己注射の回数を少なくしたい人 | より早い効果を求める人 | 用量を細かく調節したい人 | より高い効果を求める人 | 自己注射に抵抗がある人 | むくみやすい人 | お腹周りが気になる人 | むくみやすい人 |
医療ダイエットでお薬を処方する場合は、お客様の体質や目標に応じて最適な方法を選択します。体質や持病などの理由で投薬が向かない方には、医療機器を用いた方法をご提案する場合もあります。
リエートクリニックの医療ダイエットについて
リエートクリニックでは、いくつかの方法を組み合わせて行う複合的な医療ダイエットを提案しています。
お客様それぞれの体質や目標に合わせて、もっとも効果的なダイエットプランを作成します。医学的根拠に基づいたアプローチをするので、細胞レベルでのダイエットが可能です。
GLP-1は優れたダイエット方法ですが、他の方法も組み合わせることでより高い効果が望めます。
当院で取り扱いのあるGLP-1の種類
- オゼンピック
- サクセンダ
- リベルサス
- マンジャロ
「短期間で痩せたい」「リバウンドしたくない」という方は、ぜひ当院までご相談ください。お客様の人生最後のダイエットをサポートさせていただきます。
オゼンピックにまつわるよくある質問
オゼンピックについて、お客様から多く寄せられるご質問とその回答をまとめました。
オゼンピックをダイエット薬として使うのは違法ですか?
違法ではありません。
本来は2型糖尿病の治療のために開発された医薬品ですが、体重管理のために使われることもあります。
オゼンピックの自己注射が怖い場合はクリニックで対応してもらえますか?
オゼンピックはお客様自身での注射が必要です。初めての方には自己注射の方法をしっかりと説明させていただきますのでご安心ください。
オゼンピックは他のGLP-1に比べて自己注射の頻度が少なく、週に1回で済みます。どうしても不安な方には、自己注射以外の医療ダイエットもご提案可能です。
オゼンピックで体重が減らない人はいますか?
います。
BMIが低い方や、用法用量が適切でない場合は思うような効果を実感できないことがあります。オゼンピックが合わない方は、医師と相談の上で別のダイエット方法を検討しましょう。
オゼンピックは保険適用されますか?
ダイエット目的の場合は保険適用外です。
糖尿病治療のために処方された場合には保険適用となります。
まとめ
2型糖尿病の治療薬として開発されたオゼンピックは、ダイエットにも高い効果を示します。
自己注射は週に1回で済むので、毎日注射をしたり飲み薬を飲むのが苦手な方向けのダイエット方法です。適切な方法で長く継続することで、徐々に体重を減らすことができます。
短期間でのダイエットや部分痩せを希望する場合は、オゼンピックとその他の医療ダイエットを併用するのがおすすめです。
より高い効果を希望する方は、医療ダイエットのリエートクリニックまでご相談ください。お客様の体質や目標に合わせて、最適なダイエットプランをご提案させていただきます。
【参照元】
- PMDA添付文書「オゼンピック皮下注2mg」
- ノボ ノルディクス ファーマ株式会社「オゼンピック®︎皮下注0.25mg SD、オゼンピック®︎皮下注0.5mg SDおよびオゼンピック®︎皮下注1.0mg SD、国内での製造販売商品取得のお知らせ」
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「オゼンピック皮下注2mg 2.5 臨床に関する概括評価」
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「オゼンピック皮下注 2mg 2.7.3 臨床的有効性」
- ノボ ノルディクス ファーマ株式会社「オゼンピック皮下注2mgを正しく使うために」
- 医療用医薬品 : カナグル
- ツムラ「ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒」
- ツムラ「ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒」