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防風通聖散を飲み続けるとどうなる?注意点や副作用、ダイエットのポイントも解説
「防風通聖散を飲むだけで本当に痩せるの?」
「副作用はある?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
防風通聖散は脂肪燃焼を促し、便秘やむくみの改善も期待できる漢方薬として注目されています。
しかし、その効果を最大限に引き出すには正しい使い方や注意点を知ることが大切です。
この記事では、防風通聖散を飲み続けることで期待できる効果や注意点、さらにダイエット効果を高める方法について解説します。
記事を読むことで、防風通聖散の効果を最大限に活用し、効率的なダイエットを実現する方法がわかるはずです。
なお、医療痩身を専門とする「リエートクリニック」では現在オープン記念キャンペーンを実施中です。
リエートクリニックでは、医療痩身機器や注射・点滴治療、ダイエット薬などを用いた「切らない施術」を行っています。
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防風通聖散を飲み続けると期待できる効果
防風通聖散を飲み続けると以下の効果が期待できます。
- 体重減少・ダイエット効果
- 便秘の改善
- むくみ解消
- 肌トラブルの改善
それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。
1.体重減少・ダイエット効果
防風通聖散に含まれる麻黄(マオウ)は、交感神経を刺激し、脂肪細胞を活性化することで脂肪燃焼を促すといわれています。
1995年に行われたマウス実験では、マウスに防風通聖散を8週間投与した結果、体重と内臓脂肪が減少し、脂肪組織の熱産生が活性化したことが確認されました(※1)。
また、2020年の富山大学の研究では、防風通聖散が腸内の善玉菌「アカマンシア」を増加させて腸管バリア機能を高め、血糖値を改善することが明らかになりました(※2)。
血糖値が改善されることで、高脂肪食による内臓脂肪の蓄積や、エネルギーの過剰吸収を防ぐ働きが期待されます。
※1参照元:PubMed|Thermogenic, anti-obesity effects of bofu-tsusho-san in MSG-obese mice
※2参照元:富山大学|防風通聖散の腸内細菌を介した糖代謝改善作用を解明
2.便秘の改善
防風通聖散に含まれる大黄(ダイオウ)と芒硝(ボウショウ)には、排便を促進する作用があり、便秘の改善に効果が期待できます。
大黄の主成分「センノシド」は、便秘症の治療に使用される薬の一つです。センノシドは大腸を刺激し、腸のぜん動運動を活性化させる働きがあります。
また、芒硝は腸内で便に水分を引き込み、便をやわらかくする作用があります。
腸を刺激する作用と便をやわらかくする作用の両方を持つため、防風通聖散は慢性的な便秘だけでなく、一時的な便秘にも有効です。
3.むくみ解消
防風通聖散は、体内の余分な水分や老廃物を排出し、むくみを解消する効果が期待できる漢方薬です。
防風通聖散に含まれる防風(ボウフウ)は発汗を促し、体内の余分な水分を排出する作用があります。利尿作用もあり、むくみの原因となる水分滞留が解消されます。
また、川芎(センキュウ)や芍薬(シャクヤク)などの成分には、血行を促進する作用があり、冷え性が原因のむくみの改善に効果的です。
4.肌トラブルの改善
防風通聖散は、高血圧や肥満に伴う肌トラブル(湿疹、皮膚炎、にきびなど)の改善にも効果が期待できる漢方薬です。
代謝促進や毒素の排出をサポートすることで、身体の内側から肌環境を整えます。
たとえば、連翹(レンギョウ)や山梔子(サンシシ)には抗炎症作用があり、体内の余分な熱や毒素を排出することで炎症を抑えます。
ダイエット効果や便秘改善効果も合わさって、身体の内側が原因の肌トラブルを、根本から解決することが可能です。
防風通聖散を飲み続ける際の注意点
防風通聖散を飲み続ける際の注意点は以下のとおりです。
- 即効性は期待できない
- 長期服用すると腸が黒くなる恐れがある
- 他の漢方薬との併用に注意する
- 妊娠中や授乳中の使用は避ける
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
1.即効性は期待できない
防風通聖散は漢方薬であり、効果は比較的ゆるやかです。そのため、服用を開始してすぐに劇的な効果を感じることは難しいとされています。
漢方薬は体質の改善を目的としており、継続して飲み続けることで少しずつ効果を実感できるものです。
個人差はありますが、数週間から数ヶ月かけて、徐々に体調や症状が改善されていきます。
規則正しい生活習慣や食事内容の見直しとあわせて、長期的な視点で取り組むことが大切です。
即効性がないからといって、1日の用量を増やしたり短期間で過剰摂取したりすることは避けてください。
2.長期服用すると腸が黒くなる恐れがある
防風通聖散を長期間飲み続けると、防風通聖散に含まれる大黄が原因で「大腸メラノーシス(大腸黒皮症)」になる可能性があります。
大腸メラノーシスは、大黄を含む便秘薬や漢方薬を長期間使用した際に色素が沈着し、大腸粘膜が黒色になる症状です。
痛みなどの自覚症状はありませんが、弛緩性便秘(腸の動きが鈍くなる便秘)が現れることがあります。薬の服用をやめると徐々に改善し、腸の色も元に戻ることが多いです。
ただし、5年以上の長期使用では、腸間膜の静脈に硬化が生じる重篤な副作用も報告されています。
長期服用を予定している場合は、大腸カメラやCT検査で定期的に腸の状態を確認しましょう。
3.他の漢方薬との併用に注意する
防風通聖散を飲み続ける際は、他の漢方薬や医薬品との併用に注意が必要です。
とくに、大黄や甘草を含む薬と併用すると成分が重複し、副作用が強まる可能性があります。
たとえば、大黄は腸を刺激して便通を促す効果がありますが、過剰摂取すると下痢や腹痛を引き起こしやすくなります。
服用中の薬がある場合は事前に医師や薬剤師に相談し、安全に服用できるかどうかを確認しましょう。
4.妊娠中や授乳中の使用は避ける
防風通聖散は、妊娠中や授乳中の使用は避けるべき漢方薬です。
妊娠中の服用は流産や早産のリスクを高める可能性があります。大黄の腸を刺激する作用が子宮収縮を引き起こす可能性があるためです。
また、授乳中は乳児に影響を及ぼす可能性があります。
授乳によって大黄の成分が乳児に移ると、下剤作用が乳児の腸にも影響を及ぼし、下痢やお腹の不調を引き起こすことがあります。
妊娠中や授乳中は防風通聖散の使用を避け、他の安全な選択肢を医師に相談しましょう。
防風通聖散の主な副作用
防風通聖散は以下の副作用が報告されています。
【一般的な副作用】
副作用 | 症状 |
過敏症 | 発疹、かゆみ |
自律神経系 | 不眠、動悸、発汗過多、精神的興奮、脱力感 |
消化器 | 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢 |
泌尿器 | 排尿障害 |
これらの症状は徐々に消失するのが一般的です。
【重大な副作用】
副作用 | 症状 |
間質性肺炎 | 咳、息切れ、呼吸困難、発熱、肺音の異常など |
偽アルドステロン症 | 手足のだるさ、しびれ、むくみ、筋力低下、血圧上昇、体重増加 |
ミオパチー | 筋肉の痛み、脱力感、四肢の麻痺 |
肝機能障害・黄疸 | だるさ、食欲不振、発疹、黄疸(皮膚や白目の黄ばみ)、褐色尿 |
腸間膜静脈硬化症 | 腹痛、下痢、便秘、腹部膨満、便潜血陽性 |
服用中に異常が認められた場合はすぐに服用を中止し、医師または薬剤師に相談しましょう。
長期使用によるリスク(腸間膜静脈硬化症など)も存在するため、長期使用する場合は大腸内視鏡検査やCT検査を定期的に受けることが推奨されます。
※参照元:ツムラ|ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)、ロート|新・ロート防風通聖散錠、小林製薬|ナイシトールZ
防風通聖散のダイエット効果を高めるポイント
防風通聖散のダイエット効果を高めるポイントは以下のとおりです。
- 正しい服用方法・タイミングを守る
- 十分な水分を摂取する
- 高カロリー・高脂肪の食事を控える
- 適度な運動を取り入れる
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
1.正しい服用方法・タイミングを守る
防風通聖散の服用方法は製品によって若干の違いがあるため、添付文書をよく読み、用法・用量を守ることが大切です。
共通点として、いずれの製品も空腹時(食前または食間)の服用が推奨されています。食間とは、食事と食事の間(食後2~3時間)のことです。
防風通聖散は胃が空のときに服用することで、成分が吸収されやすくなり、効果が高まるとされています。
※参照元:ツムラ|ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)、ロート|新・ロート防風通聖散錠、小林製薬|ナイシトールZ
2.十分な水分を摂取する
防風通聖散のダイエット効果を高めるには、十分な水分を摂取することが大切です。
水分が不足すると老廃物が滞りやすくなり、防風通聖散の作用が十分に発揮されない場合があります。
また、防風通聖散の利尿作用や下剤効果によって体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こすリスクもあります。
1日1.5〜2リットルを目安に、水分をこまめに摂取しましょう
3.高カロリー・高脂肪の食事を控える
防風通聖散のダイエット効果を高めるには、高カロリー・高脂肪の食事を控え、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
防風通聖散には脂肪燃焼を促す成分が含まれているものの、脂質やカロリーを多く摂りすぎるとダイエット効果が追いつかず、余った脂肪が蓄積されます。
また、高脂肪食は消化に時間がかかり、腸内環境を悪化させやすいです。腸内環境が乱れると防風通聖散の便秘改善効果も弱まります。
防風通聖散の効果を高めるためには、タンパク質や食物繊維を多く含むバランスの良い食事を心がけましょう。
野菜や果物を取り入れることで、腸内環境の改善もさらに期待できます。
4.適度な運動を取り入れる
防風通聖散だけに頼るのではなく、運動を組み合わせることで、より短期間での脂肪燃焼が期待できます。
ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、脂肪燃焼を促進する有酸素運動を1日20~30分程度行うことがおすすめです。
また、スクワットやプランクなどの筋トレを取り入れることで、筋肉量が増え基礎代謝が上がります。
基礎代謝が高まると、日常生活の中でも脂肪がエネルギーとして消費されやすくなり、防風通聖散の効果を高める助けとなります。
無理のない範囲で継続することを心がけ、漢方と運動の相乗効果を狙いましょう。
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施術メニュー | 期待できる効果 |
GLP-1痩身療法 | 食欲を抑え、満腹感を持続させることで、無理のない食事制限をサポート |
医療電磁場機器(StimSure) | 筋肉を電磁場で直接刺激し、寝ているだけで筋トレ効果が得られる |
脂肪冷却(CLATUU α) | 脂肪細胞を凍結・破壊し、気になるお腹や腰回り、おしりなど部分痩せを実現 |
医療ハイフ | 超音波で脂肪細胞を破壊し、肌の引き締めと部分痩せを同時に実現 |
脂肪溶解注射 | 脂肪分解成分を注射し、あご下や太もも、二の腕など、気になる部位の脂肪を減らす |
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防風通聖散についてよくある質問
防風通聖散についてよくある質問をまとめました。
防風通聖散だけで痩せられますか?
防風通聖散は脂肪燃焼や便秘改善をサポートする漢方薬ですが、単体で劇的に痩せることは難しいといえます。
短期間で効果を実感したい場合は、生活習慣の見直しや適度な運動をあわせて行うことが重要です。
防風通聖散を飲んではいけない人はいますか?
以下に該当する方は、防風通聖散を服用できません。
また、以下の方は禁止されていないものの、注意が必要とされています。
不安がある場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
防風通聖散はどのくらいの期間で効果が出ますか?
個人差がありますが、一般的には2週間から1ヶ月程度飲み続けることでダイエット効果が現れ始めるとされています。
便秘やむくみの改善などの短期的な効果は、比較的早い段階で実感できるでしょう。一方で、脂肪燃焼や代謝改善など、体質全体に影響を与える効果は少し時間がかかります。
まとめ
防風通聖散は、脂肪燃焼や便秘改善、むくみ解消など、多くの健康効果が期待できる漢方薬です。
とくにダイエットを目指す方にとっては、体重減少のサポート役として活用できます。
ただし、その効果を十分に発揮するためには、正しく服用し、バランスの良い食事や適度な運動と併用することが不可欠です。
正しく取り入れれば、理想の体型と健康を手に入れる手助けとなるでしょう。
【参照元】
- 厚生労働省|一般用漢方製剤製造販売承認基準について
- PubMed|Thermogenic, anti-obesity effects of bofu-tsusho-san in MSG-obese mice
- 富山大学|防風通聖散の腸内細菌を介した糖代謝改善作用を解明
- ツムラ|ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)
- ロート|新・ロート防風通聖散錠
- 小林製薬|ナイシトールZ