MENU
CLOSE
  1. リエートクリニック|横浜・名古屋での医療痩身・メディカルダイエット
  2. /
  3. コラム一覧
  4. /
  5. ダイエット
  6. /
  7. ダイエットに漢方は効果なし?失敗しない選び方と体質別対策法

ダイエットに漢方は効果なし?失敗しない選び方と体質別対策法

ダイエットに漢方は効果なし?失敗しない選び方と体質別対策法
リエートクリニック名古屋院院長 松永 宏之
監修者プロフィール
リエートクリニック名古屋院
院長
松永 宏之

漢方ダイエットでは、一人ひとりの体質に合わせた漢方薬を処方します。

体質に合わない漢方薬を服用してもダイエット効果は期待できないため、まずは自分の体質や肥満タイプを把握することが大切です。

本記事では、ダイエットにおすすめの漢方薬の種類と体質別の選び方を解説します。漢方薬の効果を高める方法もご紹介するので、漢方ダイエットを検討中の方はぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • お腹周りに脂肪がつきやすい方:防風通聖散
  • お酒好きでむくみやすい方:五苓散
  • 下半身がむくみやすい水太り体質の方:防已黄耆湯
  • 血行不良でお悩みの方:桂枝茯苓丸
  • 肥満気味または高血圧の方:大柴胡湯

なお、医療痩身を専門とする「リエートクリニック」では現在オープン記念キャンペーンを実施中です。

医療痩身モニター バナー

「食事制限や運動なしで楽に痩せたい!」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

漢方ダイエットは効果がない?

体質に合う漢方は痩せやすい体づくりに役立つため、長期的に見るとダイエットにはいい影響を与えます

漢方ダイエットは、個々の体質に合わせた漢方薬で体質改善や代謝アップを目指すダイエット方法です。

体内の水分バランスや代謝を向上させることで、ダイエットの天敵となる脂肪やむくみに働きかけます。

一方で、1ヶ月で10kgの減量を目指す方からすると、漢方ダイエットは少々物足りなさを感じるかもしれません。いわゆる「痩せ薬」とは異なるため、短期間で体重を減らしたり、ボディラインを大幅に変化させることは難しいからです。

医療ダイエットにおいて、漢方薬はその他の方法と組み合わせて行う補助療法として用いられます。漢方単体で劇的な変化は望めませんが、補助療法として用いればより高いダイエット効果が期待できます。

ダイエットにおすすめの漢方薬一覧

ダイエット効果が期待できる漢方薬には以下の種類があります。

悩み・症状適切な漢方薬
・お腹周りの脂肪
・便秘気味
・肥満症
防風通聖散
・むくみ
・二日酔い(頭痛や吐き気、下痢など)
五苓散
・むくみ(主に下半身)
・肥満からくる関節痛
・多汗症
防已黄耆湯
・のぼせ
・足の冷え
桂枝茯苓丸
・肥満
・高血圧
・ストレスによる過食
大柴胡湯

それぞれの効果を詳しく解説します。

1.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散は、体内の余分な水分や熱を取り除き、便秘の改善や脂肪の燃焼を促進する効果が期待できます。

お腹周りに脂肪がつきやすい方向きの漢方薬で、便秘を伴う肥満症の方に用いられますのぼせやむくみの解消にも効果的です。

防風通聖散の副作用

  • 皮膚症状(発疹、かゆみなど)
  • 消化器症状(吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感など)
  • 精神神経系(めまい)

2.五苓散(ごれいさん)

五苓散はむくみ改善の効果が期待できる水太りタイプに適した漢方薬です。

漢方では、むくみや頭痛、下痢は「体に水がたまっている(水滞)状態が原因」と考えます。五苓散は体内の水分バランスを整えることで、水太りを解消します。

五苓散は二日酔いに効く漢方薬としても知られており、飲み過ぎた翌日のむくみや頭痛の改善にも有効です。

五苓散の副作用

  • 皮膚症状(発疹、かゆみなど)

3.防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防已黄耆湯はむくみや多汗症など、水太り体質の方におすすめの漢方薬です。

体内、とくに下半身にたまった水分の排出を促す効果があり、肥満からくる関節の痛みを改善します。低力低下や疲れやすさ、下半身のむくみにも効果的で、疲労回復にも役立ちます。

防已黄耆湯の副作用

  • 皮膚症状(発疹、かゆみなど)
  • 消化器症状(食欲不振、胃部不快感)

4.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は血行を促進し、体内の余分な水分や老廃物の排出を助けます

漢方医学では、エネルギーを表す「気」と、全身に栄養を運ぶ「血(けつ)」の巡りを促すことで、顔のほてりや足の冷えを改善すると考えます。

ホルモンバランスの乱れからくる生理中の身体症状やイライラを改善する効果も期待できる、女性におすすめの漢方薬です。

桂枝茯苓丸の副作用

  • 皮膚症状(発疹、かゆみなど)
  • 消化器症状(食欲不振)
  • 肝機能障害(発熱、黄疸、褐色尿など)

※肝機能障害の症状が見られた場合は速やかに医師へ相談してください

5.大柴胡湯(だいさいことう)

大柴胡湯は、主に肥満と高血圧に伴う肩こりや頭痛、便秘に有用な漢方薬です。

漢方医学では自律神経や感情をコントロールする機能を「肝」と呼び、大柴胡湯には肝を正常化させる働きがあると考えます。がっしりとした体型で比較的体力があり、便秘の傾向がある方に向いています。

大柴胡湯はストレスによる過食が原因の肥満にもおすすめです。

大柴胡湯の副作用

  • 皮膚症状(発疹、かゆみなど)
  • 消化器症状(激しい腹痛を伴う下痢、腹痛)
  • 間質性肺炎(息切れ、空せき、発熱など)
  • 肝機能障害(発熱、黄疸、褐色尿など)

※間質性肺炎と肝機能障害の症状が見られた場合は速やかに医師へ相談してください

【肥満タイプ別】ダイエット漢方診断

タイプ別のおすすめ漢方

漢方ダイエットでは、肥満タイプを以下の3つに分けて体質に合う漢方薬を処方します。

3つのタイプ

  1. 気太りタイプ
  2. 水太りタイプ
  3. 血太りタイプ

ここからは肥満タイプ別の特徴と最適な漢方薬の種類を解説します。

1.ストレスが影響する「気太りタイプ」

気太りタイプは、ストレスや精神的負担が原因で過食に走り、体重が増えてしまう肥満タイプです。

漢方医学では、生きるために必要なエネルギーを「気」と呼びます。不安やイライラ、緊張による過食傾向が見られるのは「気が滞っている状態」であり、代謝の悪化によって痩せにくい体になっていると考えます。

気太りタイプのダイエットでは、まず精神と肉体を解放させることが大切です。漢方薬は脂肪燃焼を促す防風通聖散と、ストレスによる過食が原因の肥満に効果的な大柴胡湯がおすすめです。

2.むくみが原因「水太りタイプ」

水太りタイプは、体内の水分バランスが崩れ、水分の排出がスムーズに行われない肥満タイプです。

漢方医学では、体内に余分な水分がたまるとむくみや頭痛、下痢などを引き起こすと考えます。水太りタイプのダイエットは水分代謝を高め、余分な水分を排出させることが先決です。

漢方薬は体内の水分バランスを整える五苓散と防已黄耆湯がおすすめです。また、お腹周りが気になる方には防風通聖散も適しています。

3.血行不良に悩まされる「血太りタイプ」

血太りタイプは血行不良が原因で新陳代謝が低下し、脂肪が体に蓄積しやすい状態です。

血行不良の方は冷え性や肩こりがあり、疲れやすい傾向にあります。これらの症状を改善するには、血流促進や代謝を活性させる必要があります。

血太りタイプにおすすめなのが、血流を改善する効果のある桂枝茯苓丸です。桂枝茯苓丸は冷えや生理痛など、女性特有の悩みを解消するのにも役立ちます。

漢方ダイエットはその他医療ダイエットと組み合わせるのがおすすめ

漢方薬は体質改善によって痩せやすい体づくりをサポートしますが、単体では劇的な変化が望めません。

効率よく体重を減らし、見た目を引き締めるには、漢方薬とその他の医療ダイエットを組み合わせるのがおすすめです。

リエートクリニックでは、お客様の体質や目標に合わせて最適な効果的なプランを作成する複合的なダイエットを提案します。医学的根拠に基づいたアプローチをするので、細胞レベルでのダイエットが可能です。

「短期間で痩せたい」「リバウンドしたくない」という方は、ぜひ当院までご相談ください。お客様の人生最後のダイエットをサポートさせていただきます。

無料カウンセリング バナー

漢方ダイエットにまつわるよくある質問

Q

病院で処方されるダイエット目的の漢方薬は保険適用ですか?

A

ダイエット目的の場合は保険適用外となります。

Q

市販の漢方薬にダイエット効果はありますか?

A

体質に合うものであれば脂肪燃焼やむくみ解消などの効果が期待できます。
ただし、ダイエット目的の場合はまず肥満タイプを診断する必要があるため、医療機関で最適な漢方薬を処方してもらうことをおすすめします。

Q

韓国の漢方薬にダイエット効果はありますか?

A

体質に合うものであればある程度の効果は期待できますが、韓国製だからといって効果が高まることはありません。

Q

漢方薬は飲みはじめて何日で痩せますか?

A

個人差はありますが、漢方ダイエットの効果を実感できるまでには少なくとも1ヶ月は服用を継続することをおすすめします。
便秘解消が目的であれば数日で効果を実感できますが、減量となると数日で効果を実感するのは難しいため、長期間継続することが大切です。短期間での効果を期待する場合は、その他のダイエット方法と組み合わせることが推奨されます。

まとめ

漢方ダイエットでは、個々の体質に合わせた薬で体質を改善し、痩せやすい体づくりを目指します。

体質に合わせた漢方

  • お腹周りが気になる方には「防風通聖散」
  • 飲み過ぎによるむくみを解消するには「五苓散」
  • 水太り体質の方には「防已黄耆湯」
  • 血行不良でお悩みの方には「桂枝茯苓丸」
  • 肥満症や高血圧の方には「大柴胡湯」

自分の肥満タイプを理解し、最適な漢方薬を服用することが理想の体型に近づく第一歩です。漢方ダイエットを希望する方は、医師の診察のもと最適な方法で減量を目指してください。

より高い効果を求めるなら、漢方薬とその他の医療ダイエットを組み合わせるのがおすすめです。「短期間で痩せたい」「リバウンドしたくない」という方は、医療ダイエットのリエートクリニックまでご相談ください。

※当院の医療ダイエットおよび治療には、ダイエット目的では国内未承認の医薬品や厚生労働省未承認の治療を含む場合がございます。これらは薬機法に基づき、医師による個人輸入を通じて導入・処方しております。また、各治療法の安全性と有効性については、科学的根拠に基づいた詳細情報をご提供しております。治療を受ける前に必ずクリニックにてご相談いただき、十分な情報を得た上で治療法を選択してください。

【参照元】

リエートクリニック名古屋院院長 松永 宏之
監修者プロフィール
リエートクリニック名古屋院
院長
松永 宏之
コラム一覧にもどる