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リベルサスの副作用と危険性について。対処法も解説

リベルサスの副作用と危険性について。対処法も解説
リエートクリニック名古屋院院長 松永 宏之
監修者プロフィール
リエートクリニック名古屋院
院長
松永 宏之

糖尿病治療に用いられるリベルサスは、食欲抑制や体重減少などのダイエット効果が期待されるお薬です。

1日1回服用するだけの手軽さが魅力ですが、人によって下痢や便秘などの副作用が出ることがあります。リベルサスに興味はあっても、副作用が不安で一歩踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。

本記事では、リベルサスの副作用についてわかりやすく解説します。症状や持続期間、対処法も説明するので、リベルサスダイエットを検討中の方はぜひお読みください。

この記事のポイント

  • 主な副作用:胃腸障害(下痢・便秘・吐き気など)や神経系障害、過敏症、疲労感など。
  • 重大な副作用のリスク:低血糖や急性膵炎、胆嚢炎など。
  • 副作用を軽減する方法:用量を徐々に増やす、低血糖の症状は清涼飲料水やラムネ、ブドウ糖タブレットで補う。

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リベルサスの副作用

リベルサスの副作用

リベルサスの服用によって起こりうる副作用には次のものがあります。

1.胃腸障害(下痢・便秘・吐き気など)

症状頻度
悪心、下痢5%以上
便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、上腹部痛、腹部膨満※1、胃食道逆流性疾患1〜5%未満
鼓腸※2、胃炎、おくび0.5〜1%未満
胃排出遅延※3頻度不明
※1 ガスや内容物の蓄積によってお腹が張ったように感じる状態
※2 腸内にガスが過剰に溜まり、お腹が張る状態
※3 食べ物が胃から小腸へ移動するのが通常より遅くなる状態

リベルサスの副作用で多くされている症状の一つが、下痢や便秘、吐き気などの胃腸に関連する症状です。

中でも、悪心と下痢は5%以上ともっとも発現頻度が高いことが明らかにされています。症状が軽度であれば経過を観察しますが、重大な副作用が認められる場合には速やかに医師へ相談する必要があります。

2.頭痛・味覚障害

症状頻度
頭痛1〜5%未満
浮動性めまい、味覚異常0.5〜1%未満

リベルサスを服用すると、頭痛や浮動性(ふわふわ揺れているような)めまい、味覚異常などの神経系障害がまれに見られることがあります。

味覚障害は味が感じにくくなったり味の感じ方が変わったりする状態のことで、リベルサスに限らず、ごくまれに薬剤が原因で生じることがあります。

3.過敏症(発疹・じんましんなど)

症状頻度
発疹、じんましんなど頻度不明

リベルサスの副作用には、発疹やじんましんなど過敏症の症状も報告されています。

リベルサスに限らず、薬剤に対して身体が異常な反応を示した時にアレルギー反応として発疹やじんましんが出ることがあります

4.疲労感

症状頻度
疲労、無力症0.5〜1%未満

リベルサスを服用すると、疲労感や脱力感などの副作用が現れることがあります。

これは、リベルサスがインスリンの分泌を促し、血糖値を下げる作用があることが主な理由です。頻度はそれほど高くありませんが、疲れやすさを感じる時は医師に相談してください。

5.その他

症状頻度
食欲減退、糖尿病網膜症、リパーゼ増加1〜5%未満
体重減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、アミラーゼ増加0.5〜1%未満
心拍数増加、胆石症頻度不明

リベルサスには代謝・栄養障害や眼障害、肝胆道系障害なども報告されています。

心拍数の増加による異常が認められる場合は適切な処置が必要となるため、速やかに医師へ相談してください

リベルサスの副作用はいつから出始める?

リベルサスの副作用は、服用開始直後から数日ほどで顕著に現れます

個人差はありますが、身体が薬に慣れていない初期の段階で発現しやすい傾向にあります。継続することで徐々に落ち着くことがほとんどです。

また、用量を増やすことで副作用が現れる場合もあります。(リベルサスには3mg・7mg・14mgの3種類があり、目標や効果、副作用の現れ方によって投与量を調節します)

リベルサスで起こりうる重大な副作用と危険性

リベルサスでは以下の重大な副作用が現れることがあります。

症状頻度
低血糖頻度不明
急性膵炎0.1%
胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸頻度不明

重篤な低血糖では意識消失をきたす例が報告されています。また、嘔吐を伴う激しい腹痛が見られる場合には急性膵炎が疑われます

胆嚢炎や胆管炎は右上腹部やみぞおち周辺の激しい痛みがサインです。吐き気や嘔吐、発熱が見られる場合もあります。

胆汁うっ滞性黄疸になると、皮膚や眼が黄色くなったり、尿や便の色が濃くなったりすることがあります。これらの症状が見られた時は服用を中止し、速やかに医療機関を受診しましょう。

リベルサスで副作用が出た場合の対処法

ダイエット外来

リベルサスの副作用は、服用を継続することで徐々に症状が落ち着いていくのが一般的です。

軽度な副作用であれば経過を観察しながら服用を続けていきますが、不安なことがあればすぐに医師へ相談しましょう。

副作用が重い、または改善されない場合も医師への相談が必要です。症状次第では用量を調節したり、別のダイエット方法を検討することがあります。

低血糖や急性膵炎、肝胆道系障害などの重大な副作用が認められるケースでは、服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください

リベルサスの副作用を減らすためにできること

リベルサスの副作用を減らす方法

リベルサスの副作用を減らすには、用量を徐々に増やす方法があります。

リベルサスには3mg・7mg・14mgの3種類の用量があり、用量が増えるほど副作用の発現率も高まります。まずは低用量からスタートし、身体が慣れた頃に用量を増やすことは、下痢や便秘、吐き気など胃腸系の副作用を軽減するのに有効な方法です。

疲労感や脱力感など低血糖の症状は、清涼飲料水やラムネ、ブドウ糖タブレットなどを摂取し、ブドウ糖を補うことで改善できる場合があります。

リベルサスの副作用はいつまで続く?

下痢や便秘、吐き気などの胃腸系の副作用は、服用開始直後から数日間で改善されるケースが多いです。

個人差はありますが、身体が薬に慣れるとともに副作用も落ち着いていくのが一般的です。症状が軽度であれば、経過を観察しながら服用を継続していきます。

補足として、リベルサスは半減期※が長く、服用を中止した後も副作用が持続する場合のある薬剤です。副作用についての不明点は、服用開始前に医師へ確認しておくことをおすすめします。

※血中薬物濃度が半減するまでにかかる時間

リベルサスはいつからダイエット効果が現れる?

リベルサスの効果を実感し始めるのは、服用開始から2〜3ヶ月ほど経った頃です。

個人差はありますが、早い方では1ヶ月頃から食欲の変化を実感でき、最大の効果が現れるまでには半年ほどかかります。

リベルサスの服用を続けると、まずは少ない食事量で満足できるようになり、その後体重が少しずつ減っていきます。

リエートクリニックの医療ダイエットについて

リエートクリニックでは、複数の方法を組み合わせて行う医療ダイエットを提案しています。

お客様それぞれの体質や目標に合わせて、もっとも効果的なダイエットプランを作成します。医学的根拠に基づいたアプローチをするので、細胞レベルでのダイエットが可能です。

当院で取り扱いのあるGLP-1の種類

  • リベルサス
  • オゼンピック
  • サクセンダ
  • マンジャロ

上記の中からご予算や目標、副作用に応じて適切なものをご提案します。

また、GLP-1は他の方法も組み合わせることでより高い効果が望めます例えば、部分痩せには脂肪冷却脂肪溶解注射との併用がおすすめです。引き締めとリフトアップを同時に叶える医療HIFUも、効率よく痩せたい方に人気の施術です。

「短期間で痩せたい」「リバウンドしたくない」という方は、ぜひ当院までご相談ください。お客様の人生最後のダイエットをサポートさせていただきます。

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リベルサスの副作用にまつわるよくある質問

リベルサスの副作用に関するよくあるご質問をまとめました。

Q

リベルサスで眠気を感じることはありますか?

A

低血糖によって間接的に眠気やだるさを感じることがあります。
リベルサスが眠気の直接的な原因になるという報告はありませんが、服用中は低血糖症状を起こすことがあるので、高所での作業や自動車の運転には十分ご注意ください。

Q

リベルサスで生理不順になることはありますか?

A

体重減少によるホルモンバランスの変化が生理周期に影響を与える可能性はあります。
ただし、リベルサスが生理不順の直接的な原因になるという報告はありません。

まとめ

リベルサスは1日1回服用するだけで体重減少が望める医療ダイエット方法です。

下痢や便秘、吐き気などの副作用が報告されていますが、これらの症状は身体が薬に慣れると徐々に落ち着いていくのが一般的です。適切に使用すれば、過度な食事制限をせずに体重を減らすことができます。

まれに重大な副作用が現れることがあるので、リベルサスでの医療ダイエットを検討中の方は薬剤に関する正しい知識を身につけることが大切です。

リベルサスは「過去に何度もリバウンドしている」「無理せず簡単に痩せたい」という方におすすめの方法です。医師の指導のもとで、人生最後のダイエットに挑戦してみませんか?

※リベルサスは糖尿病治療以外の目的では未承認のため、薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・処方を行っています。医薬品についての詳細はメーカー公式HPをご確認ください。

【参照元】

リエートクリニック名古屋院院長 松永 宏之
監修者プロフィール
リエートクリニック名古屋院
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松永 宏之
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