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本当に効くダイエット薬はどれ?医師が処方する最新の内服薬・注射薬を解説

本当に効くダイエット薬はどれ?医師が処方する最新の内服薬・注射薬を解説
リエートクリニック名古屋院院長 松永 宏之
執筆者プロフィール
リエートクリニック名古屋院
院長
松永 宏之
当記事の内容はご自由に引用いただけます。

ただし、引用の際は、引用元として当院名および記事タイトルを明記し、読者の方が元の記事に遷移できるよう、引用元URLへのリンクをお願いいたします。

例) 引用元:リエートクリニック

現状で高い体重減少効果が期待できるダイエット薬は、GLP-1受容体作動薬(とくにマンジャロ)です。

本記事では数あるダイエット薬の中から、医学的に効果が認められている6種類のダイエット薬を解説します。

それぞれの作用の違いや具体的な減量効果、副作用などについても紹介しているので、どの薬を選べばよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事における「ダイエット薬」とは、市販のサプリや健康食品とは異なり、体重減少を目的とした医療用の薬剤を指します。

なお、医療痩身を専門とする「リエートクリニック」では現在オープン記念キャンペーンを実施中です。

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医学的に効果が認められているダイエット薬

ダイエット薬の種類と効果

医学的に効果が認められているダイエット薬は以下のとおりです。

種類薬剤名作用体重減少効果
GLP-1受容体作動薬・サクセンダ
・リベルサス
・オゼンピック
・マンジャロ
・食欲を抑える
・血糖値の急上昇を防ぐ
★★★★★
SGLT2阻害薬・カナグル
・スーグラ
尿中に糖を排出する★★☆☆☆
食欲抑制薬サノレックス食欲を抑える★★★★☆
脂肪吸収阻害薬・ゼニカル
・アライ
脂肪の吸収を妨げる★★★☆☆
ビグアナイド系糖尿病薬メトホルミン血糖値を下げる★★☆☆☆
漢方薬・防風通聖散
・五苓散
・防已黄耆湯
むくみ・便秘・冷えなどを緩和する★★☆☆☆

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1.GLP-1受容体作動薬|リベルサス・サクセンダ・オゼンピック・マンジャロ

GLP-1受容体作動薬は、食欲を抑えるホルモン「GLP-1(インクレチン)」の働きを強化する薬です。脳の満腹中枢に作用して食欲を自然に抑え、血糖値の急上昇も防ぎます。

47件のランダム化比較試験を統合解析したメタアナリシスによると、GLP-1受容体作動薬はプラセボと比較して平均−4.57kgの体重減少が確認されています[1]。

主なGLP-1受容体作動薬は以下のとおりです。

薬剤名有効成分投与方法
リベルサスセマグルチド毎日服用
サクセンダリラグルチド毎日注射
オゼンピックセマグルチド週1回注射
マンジャロチルゼパチド週1回注射

とくにダイエット効果が高いとされているのが、GLP-1とGIPの二重作用をもつマンジャロ(チルゼパチド)です。

非糖尿病患者2,539名を対象とした試験では、週1回のマンジャロを72週間継続した際、平均15.0%〜20.9%の体重減少が確認されています[2]。

2.SGLT2阻害薬|カナグル・スーグラ

SGLT2阻害薬(カナグル・スーグラ)は尿中への糖排出を促進し、血糖値を低下させる薬です。1日あたり約60〜100gのグルコース(約240〜400kcal)を尿中に排出し、カロリー摂取量を減少させます。

116件のランダム化比較試験を統合解析したメタアナリシスでは、SGLT2阻害薬により平均−1.79kgの体重減少が認められています[3]。

3.食欲抑制薬|サノレックス

食欲抑制薬(サノレックス)は、脳内のノルアドレナリンやドパミンの再取り込みを阻害することで、食欲を抑制する薬です。空腹感を軽減し、食事量を自然に減らせます。

1970年代に行われた臨床試験では、サノレックスを27日間投与した結果、平均で−9.59kgの体重減少を示しました[4]。

高いダイエット効果があることから、サノレックスは高度肥満症(BMI35以上)の患者に対して保険適用となっています。なお、通常のダイエット目的での使用は保険適用外となり、自由診療扱いとなります。

4.脂肪吸収阻害薬|ゼニカル・アライ

脂肪吸収阻害薬(ゼニカル・アライ)は消化酵素のリパーゼを阻害し、食事中の脂肪の吸収を防ぐ薬です。

吸収されなかった脂肪はそのまま便として排出され、体重減少効果が期待できます。

28件のランダム化比較試験を統合解析したメタアナリシスでは、オルリスタット(ゼニカル)を1年間使用した場合、プラセボと比較して平均−2.6kgの体重減少が報告されています[5]。

なお、アライは主成分(オルリスタット)を60mg含有する市販薬で、ゼニカル(120mg)の半分の用量です。アライは処方箋なしでドラッグストアなどで購入できますが、効果は処方薬のゼニカルよりもやや劣るとされています。

5.ビグアナイド系糖尿病薬|メトホルミン

メトホルミンは肝臓での糖新生を抑制し、血糖値を低下させる薬剤です。食欲抑制作用も報告されています。

非糖尿病性肥満患者を対象とした研究では、メトホルミン1,700mgを12ヶ月間投与した結果、平均−2.0kgの体重減少が報告されています[6]。

6.漢方薬|五苓散・防風通聖散・防已黄耆湯

漢方薬は体内のバランスを整えることで、むくみや便秘、冷え性などの症状を改善し、ダイエットをサポートします。

ダイエットに役立つとされている漢方薬は以下のとおりです。

薬名適した体質・症状主な作用
防風通聖散
(ぼうふうつうしょうさん)
・便秘がちで脂肪がつきやすい
・むくみを伴う肥満体質
・脂肪の燃焼促進
・便秘の改善
・余分な水分
・熱の排出
五苓散
(ごれいさん)
・むくみがち、水太り体質
・頭痛や下痢、二日酔いのむくみ
・体内の水分バランスを調整
・水滞の改善
防已黄耆湯
(ぼういおうぎとう)
・汗をかきやすく疲れやすい
・下半身のむくみ、関節痛がある
・水分の排出促進
・むくみ
・関節痛
・疲労感の改善

防風通聖散の体重減少効果については、7件のランダム化比較試験を対象としたメタアナリシスにて、BMIが有意に低下(平均−0.52kg/m²)したことが報告されています[7]。

なお、五苓散や防已黄耆湯に関しては、体重減少効果に関するエビデンスは報告されていません。

市販の薬でも痩せられる?医師が処方する薬と市販薬の違い

薬でダイエットを考えるなら、手軽に始めたい方には市販薬、効果を重視したい方には処方薬がおすすめです。

市販薬と処方薬の主な違いを以下にまとめました。

市販薬処方薬
主な薬の種類・脂肪吸収阻害薬(アライなど)
・漢方薬(防風通聖散など)
・GLP-1受容体作動薬
・SGLT2阻害薬
・食欲抑制薬
・脂肪吸収阻害薬
・ビグアナイド系
購入方法ドラッグストアやネット通販医療機関での処方
効果低い高い
副作用のリスク低い市販薬より高い

市販薬は作用が緩やかで、副作用のリスクも比較的低く、医師の処方なしで購入できます。

一方、処方薬は作用が強い分、短期間で高いダイエット効果が得られます。ただし、副作用のリスクも一定数あるため、使用には医師の指導が欠かせません。

あなたに合うのはどの薬?目的別で選ぶおすすめダイエット薬

ダイエット薬にはさまざまな種類があり、それぞれ作用が異なります。自分の目的や悩みに合わせて選ぶことが、ダイエット成功の近道です。

目的・悩み別におすすめの薬を以下にまとめました。

お悩み・目的おすすめの薬作用
食欲を抑えたいGLP-1受容体作動薬食欲を自然に抑制し、食べ過ぎを防ぐ
脂っこい食事が多い脂肪吸収抑制薬食事中の脂肪吸収を抑える
間食や甘いものがやめられないサノレックス中枢神経に作用し強力に食欲を抑制する
むくみや便秘が気になる漢方薬体質改善をサポートし、老廃物の排出を促進する
糖質の多い食事が気になるSGLT2阻害薬糖の吸収・排出をコントロールし、血糖値を安定させる

自分の悩みや体質を見極め、医師と一緒に自分に合った薬を選ぶことが大切です。

リバウンドを繰り返したくないならリエートクリニックの医療ダイエット

医療ダイエット

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このようにリバウンドに悩む方は少なくありません。

実際の臨床試験でも、マンジャロで平均20.9%の減量を達成した後、薬を中止したグループは1年で平均14%リバウンドしたことが報告されています[8]。

リバウンドを繰り返さないためには薬だけで痩せるのではなく、施術を組み合わせた医療ダイエットがおすすめです。

リエートクリニックでは、各種ダイエット薬を取り扱っているほか、脂肪冷却脂肪溶解注射医療HIFUなどの施術にも対応しています。

これらの施術は脂肪細胞そのものを減らすことができるため、一度減った脂肪が戻りにくく、リバウンドしにくい身体づくりが可能です。

「本気で身体を変えたい」「痩せてもすぐ戻ってしまうのが不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

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ダイエット薬の副作用と安全性

主なダイエット薬の副作用は以下のとおりです。

薬の種類薬剤名主な副作用
GLP-1受容体作動薬・リベルサス
・サクセンダ
・オゼンピック
・マンジャロ
・吐き気
・下痢
・便秘
・胃のむかつき
SGLT2阻害薬・カナグル
・スーグラ
・頻尿
・脱水
・尿路感染症
脂肪吸収抑制薬・ゼニカル
・アライ
・油漏れ
・軟便
・腹部不快感
食欲抑制薬サノレックス・不眠
・動悸
・口渇
・依存性
ビグアナイド系糖尿病薬メトホルミン・吐き気
・下痢
・低血糖
漢方薬・防風通聖散
・防已黄耆湯
・五苓散
・胃痛
・下痢
・発疹など

ダイエット薬は医師の管理のもとで適切に使用すれば、高い効果が期待できます。ただし、薬によっては特定の持病がある場合に使用できないものもあります。

安全性を確保しながらダイエットを続けるためにも、医師の診察を受け、自己判断での服用は避けましょう。

ダイエット薬の効果を高めるポイント

ダイエット薬の効果を高めるポイント

ダイエット薬の効果を高めるポイントは以下の6つです。

ダイエット薬の効果を高めるポイント

  1. 服用スケジュールを守る
  2. 栄養バランスの取れた食事を意識する
  3. 適度な運動を取り入れて脂肪燃焼を促進する
  4. 他の医療ダイエットと組み合わせる
  5. 十分な水分補給と睡眠で身体を整える
  6. 定期的に医師の診察を受ける

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1.服用スケジュールを守る

ダイエット薬は、決められた時間に正しく飲むことで作用が安定します。

主なダイエット薬の服用タイミング・頻度は以下のとおりです。

薬剤名服用・投与タイミング頻度
リベルサス起床後すぐ、空腹時に内服1日1回
サクセンダ毎日同じ時間に皮下注射1日1回
・オゼンピック
・マンジャロ
毎週同じ曜日に皮下注射週1回
・カナグル
・スーグラ
朝食前または朝食後すぐ1日1回
サノレックス食前30分に内服1日1回
・ゼニカル
・アライ
食事中または食後1時間以内1日3回まで
メトホルミン食後に内服1日2~3回
・防風通聖散
・防已黄耆湯
・五苓散
食前または食間に内服1日2~3回

毎日の服用時間を固定し、忘れないようスマホのアラームなどを活用するとよいでしょう。

2.栄養バランスの取れた食事を意識する

ダイエット薬の服用中はただカロリーを減らすだけでなく、たんぱく質やビタミン、食物繊維をしっかり摂ることが大切です。

摂取カロリーが消費カロリーを下回るよう調整しつつも、栄養素を十分に確保することで、健康的に痩せられます。

たとえば、体重60kgの方であれば、1日60〜72gのたんぱく質が必要です。たんぱく質が不足すると筋肉が分解され代謝が低下し、リバウンドしやすい体質になります。

また、肌や髪のトラブル、疲れやすさといった不調にもつながります。

食事はダイエット薬の効果を支える大切な土台です。バランスを意識した食生活で、より高い成果を目指しましょう。

3.適度な運動を取り入れて脂肪燃焼を促進する

ダイエット薬の効果を高めるには、運動を習慣化することが大切です。とくに有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、脂肪燃焼と代謝向上の両方に効果があります

たとえば、体重60kgの方なら1時間のウォーキングで約230kcal、ランニングなら約500kcalを消費します。

筋トレでは、スクワットや腕立て伏せなど、大きな筋肉を使う動きが基礎代謝を上げるのに効果的です。週2~3回、1日3セットを目安に行いましょう。

無理のないペースで続けることが、ダイエット成功の近道です。

4.他の医療ダイエットと組み合わせる

食事制限や運動が苦手な方、続かない方は、ほかの医療ダイエットを併用するのも一つの方法です。

医療ダイエットを専門とするクリニックでは、薬以外にも注射や点滴、医療痩身機器などを活用した施術が受けられます。

たとえば脂肪冷却」や「脂肪溶解注射」などの切らない施術は、部分痩せに効果が期待できます

医療ダイエットは医学的根拠に基づいており、医師の管理のもとで安心して取り組めるのが特徴です。継続が難しい方も、医師や看護師のサポートを受けることでモチベーションを維持しやすくなります。

5.十分な水分補給と睡眠で身体を整える

ダイエット薬の力をしっかり引き出すには、水分と睡眠の管理も非常に大切です。

水分が足りないと体内の循環が悪くなったり、便秘がちになったりして、脂肪の燃焼効率が落ちます。1日あたり1.5〜2リットルを目安に、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。

また、睡眠不足が続くと食欲を調整するホルモンが乱れ、つい食べすぎてしまう原因になります。夜は7〜8時間の睡眠を心がけ、寝る前はスマホを控えてリラックスする時間を作るとよいでしょう。

6.定期的に医師の診察を受ける

ダイエット薬を安全に使い続けるためには、定期的な医師の診察が欠かせません。

薬の効果には個人差があり、同じ薬でも体質や生活習慣によって合う・合わないがあるためです。

医師の診察では、体重の変化や副作用の有無をふまえて、薬の種類や量を見直します。また、医師からの栄養指導や生活習慣のアドバイスも、継続のモチベーションになります。

ダイエット薬についてよくある質問

ダイエット薬についてよくある質問をまとめました。

Q

ダイエット薬を使えば必ず痩せられますか?

A

ダイエット薬を使っても必ず痩せるとは限りません。効果には個人差があり、食事や運動など生活習慣の改善が前提となります。
たとえば、薬の作用で食欲が抑えられたり、脂肪の吸収が抑制されたりしても、摂取カロリーが多ければ体重は減りません。
また、もともとBMI(肥満数)が低い場合も体重変化が見込めない可能性があります。※25未満であれば普通体重。18.5以下は低体重。
医師の指導のもと、生活改善を並行して行うことが重要です。

Q

ダイエット薬は保険適用されますか?

A

基本的にダイエット薬は保険適用外で、自由診療扱いとなります。
ただし、肥満が原因で高血圧や糖尿病などの生活習慣病を合併している場合、医師が必要と判断すれば、一部の薬剤は保険適用となるケースもあります。

Q

ダイエット薬は何歳から使用できますか?

A

原則として、ダイエット薬は18歳以上の方が対象です。ダイエット薬の多くは未成年者を対象とした試験が行われておらず、安全性や有効性が確認されていません。

まとめ

医師が処方するダイエット薬には、GLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬など、さまざまな種類があります。

なかでもGLP-1受容体作動薬(とくにマンジャロ)は高い減量効果が報告されており、エビデンスも豊富です。

薬ごとに作用や副作用、向いている体質が異なるため、自分に合った薬を選ぶことが大切です。

薬だけに頼るのではなく、施術や生活習慣改善と組み合わせることで、より効率的でリバウンドしにくいダイエットが可能になります。

ダイエット薬の使用を検討している方は、まず医師に相談のうえ、自分に合った方法で安全に取り組みましょう。

※当院の医療ダイエットおよび治療には、ダイエット目的では国内未承認の医薬品や厚生労働省未承認の治療を含む場合がございます。これらは薬機法に基づき、医師による個人輸入を通じて導入・処方しております。また、各治療法の安全性と有効性については、科学的根拠に基づいた詳細情報をご提供しております。治療を受ける前に必ずクリニックにてご相談いただき、十分な情報を得た上で治療法を選択してください。

【参照元】

リエートクリニック名古屋院院長 松永 宏之
執筆者プロフィール
リエートクリニック名古屋院
院長
松永 宏之
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