医療ダイエット

ダイエットの新薬【マンジャロ】は痩せる？効果と副作用、注意点を解説

更新日

2024.12.27

公開日

2024.12.27

監修者プロフィール

リエートクリニック名古屋院
院長

松永宏之

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2023年4月、2型糖尿病の新薬「マンジャロ」が登場しました。

マンジャロは従来のGLP-1受容体作動薬とは作用が異なり、より高い効果が望めると注目を集めています。医療ダイエットでも有用な効果が認められていますが、需要が急増していることもあり、品薄状態が続いているのが現状です。

本記事では、ダイエットの新薬として期待されるマンジャロの効果について詳しくまとめました。使い方や注意点、副作用も解説するので、マンジャロでのダイエットを希望している方はぜひ最後までお読みください。

なお、医療痩身を専門とする「リエートクリニック」では現在オープン記念キャンペーンを実施中です。

「食事制限や運動なしで楽に痩せたい！」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

1 マンジャロとは
2 マンジャロの効果
3 マンジャロのダイエットは何キロ痩せられる？
4 マンジャロと他のダイエット薬の違い
5 マンジャロで痩せるにはどれくらいの期間がかかる？
6 マンジャロの効果を高める方法
7 マンジャロの副作用と危険性
8 マンジャロの注意点
9 マンジャロの正しい使い方
10 マンジャロは保険適用になる？
11 マンジャロをやめたらどうなる？
12 マンジャロが効かない場合の対処法
13 リエートクリニックの医療ダイエットについて
14 まとめ

マンジャロとは

マンジャロは、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬に分類される2型糖尿病の治療薬です。

GIPとGLP-1は、どちらも小腸から分泌される消化管ホルモンのことです。膵臓にある受容体と結びつくことでインスリンの分泌が促され、食欲を抑制したり血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。

GLP-1受容体作動薬がダイエットに利用される理由は、この働きによって食事量を自然に減らし、体重減少の効果が期待できるからです。薬の作用で満腹感が持続するので、自己流の食事制限に比べてストレスなく体重管理ができるメリットがあります。

GIPには、GLP-1と同様の作用があることが明らかにされています。血糖値の上昇や脂肪の蓄積などダイエットには不利な面もありますが、マイナスの影響を抑えつつ、従来のGLP-1受容体作動薬より高い効果が期待できるのが大きな特徴です。

マンジャロの効果

マンジャロがダイエットにいい影響を与えるのは、次の3つの効果があるからです。

食欲を抑制する
満腹感を持続させる
脂肪分解を促す

ここからはそれぞれの効果を詳しく解説します。

1.食欲を抑制する

マンジャロには、脳の視床下部に働きかけて食欲を抑制する効果があります。

少ない食事量でも満足感を得られるので、自然と摂取カロリーが減り、結果として体重減少に役立ちます。

ダイエット中はカロリー制限が大きな壁となりますが、無意識に食欲が抑えられるので、ストレスなくダイエットを続けられます。

2.満腹感を持続させる

マンジャロが脳の視床下部に働きかけると、胃腸の働きも抑制されます。

胃の活動が緩やかになると消化が遅れ、その分満腹感も持続します。食べたものの排出に時間がかかるので、食べ過ぎや間食の予防に効果的です。

3.脂肪分解を促す

マンジャロには、レプチンと呼ばれるホルモン分泌を促す効果があります。

レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンです。交感神経を刺激し、脂肪組織の中にある中性脂肪を分解する働きがあります。

中性脂肪の分解によるエネルギー代謝の向上は、間接的ではありますがダイエットにプラスの影響を与えるでしょう。

マンジャロのダイエットは何キロ痩せられる？

マンジャロの有効性を調査する臨床試験では、マンジャロ5mgを投与した患者は最大7.0kg、10mgで最大7.8kg、15mgにおいては最大9.5kgの体重減少が認められたとの報告があります。

この試験では、週1回の投与を40週にわたり続けています。（いずれの用量も4週間ごとに2.5mgずつ増量）一定の期間投与を継続することで、大幅な体重減少が望めることがわかっています。

別の試験では、マンジャロを投与した患者の体重が平均で16.0%減少したことも報告されています。同試験ではGLP-1受容体作動薬の一つであるオゼンピックとの比較も行われていますが、マンジャロの方が体重減少の効果が高いことも示されました。

年齢や体質によって個人差はあるものの、マンジャロでの医療ダイエットは高い効果が期待できます。

参照元：医療用医薬品 : マンジャロ、Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Type 2 Diabetes

マンジャロと他のダイエット薬の違い

以下の表は、マンジャロとその他のダイエット薬の違いをまとめたものです。

	マンジャロ	オゼンピック	サクセンダ	ビクトーザ	リベルサス	カナグル
薬効分類名	持続性GIP/GLP-1受容体作動薬	GLP-1受容体作動薬	GLP-1受容体作動薬	GLP-1受容体作動薬	経口GLP-1受容体作動薬	SGLT2阻害剤
投与方法	自己注射	自己注射	自己注射	自己注射	経口	経口
有効成分	チルゼパチド	セマグルチド	リラグルチド	リラグルチド	セマグルチド	カナグリフロジン水和物
頻度	週1回	週1回	1日1回	1日1回	1日1回	1日1回
副作用の程度	やや弱い	やや弱い	普通	普通	普通	普通
適した人	より高い効果を求める人	自己注射の回数を少なくしたい人	より早い効果を求める人	用量を細かく調節したい人	自己注射に抵抗がある人	むくみやすい人

マンジャロは2023年に登場した新薬であり、上記の中で唯一「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」に分類されている点が大きな特徴です。

同じGLP-1受容体作動薬でも有効成分や用法用量が異なるので、体質や目標に合わせて最適な薬剤を選びます。

【リエートクリニックで取り扱いのあるGLP-1の種類】

サクセンダ
リベルサス
オゼンピック
マンジャロ

その他、医療機器を用いたダイエット方法もご用意しております。新店舗OPENに伴うキャンペーンも実施中ですので、医療ダイエットを検討中の方は当院までお気軽にご相談ください。

マンジャロで痩せるにはどれくらいの期間がかかる？

マンジャロは使用開始から1〜2ヶ月ほどで体重に変化が見られることが多いです。

年齢や体質、生活習慣によって個人差はありますが、早ければ2週間ほどで食欲が抑えられていると感じる方もいます。

マンジャロは自己注射の回数が週1回と少ないため、初期は本当に効果が出るのか不安を感じることがあるかと思います。適切に使用すれば徐々に効果を実感できるので、まずは3ヶ月を目標に自己注射を継続していきましょう。

マンジャロの効果を高める方法

マンジャロの効果を最大限に引き出すには、栄養バランスのいい食事と適度な運動が欠かせません。

高脂質なメニューを控え、タンパク質と野菜を使った食事を心掛けることはダイエットにいい影響を与えます。食物繊維の多いメニューは満腹感を持続させるので、マンジャロとの相乗効果が期待できるでしょう。

適度な運動はカロリー消費を促し、脂肪燃焼に役立ちます。筋力が増えると見た目の変化も実感しやすいので、マンジャロ単体でのダイエットよりも目に見えた効果が期待できます。

食事管理や運動が苦手な方には、マンジャロとは別の医療ダイエットもおすすめです。医療ダイエットには投薬以外にもさまざまな選択肢があり、お客様の体質や目標に応じた方法が選択できます。

併用が推奨される方法には次のものがあります。

方法	特徴
医療電磁場機器	電磁場で筋肉を刺激し、脂肪燃焼と筋力増強をサポートする
脂肪冷却	太る原因となる脂肪細胞を冷却・破壊し、体外へ排出させる
医療HIFU（ハイフ）	超音波で脂肪細胞を破壊する（リフトアップ効果もあり）
脂肪溶解注射	脂肪溶解を溶かす薬剤を注射し、体外へ排出させる
ダイエット美容点滴	脂肪燃焼やデトックス能力を向上させる薬剤を点滴する

マンジャロ単体での効果には限界がありますが、これらの方法と併用することで短期間での減量や部分痩せが実現します。

「できるだけ早く痩せたい」「リバウンドはしたくない」などの希望がある方は、複合的な方法で理想の体型を目指しましょう。

リエートクリニックでは、お客様の理想を叶えるために最善のダイエットプランを提案しております。当院は池袋・横浜・名古屋の3エリアに展開しているので、お近くでクリニックをお探しの方はお気軽にお問い合わせください。

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マンジャロの副作用と危険性

マンジャロには以下の副作用が報告されています。

注射部位の反応（赤みや痛み、かゆみなど）
吐き気
下痢
頭痛
胃の不快感
低血圧など

これらの症状は服用初期に見られるものですが、体が薬に慣れてくると徐々に軽減していくのが一般的です。ただし、以下のような重篤な副作用が見られた時は使用を中止し、速やかに医師へ相談してください。

重篤な副作用の例

低血糖の症状（倦怠感やめまい、動悸など）
嘔吐を伴う腹痛急性膵炎
胆嚢炎など

適切に使用すれば危険性はありませんので、医師の指示に従い正しい方法で自己注射を行ってください。

マンジャロの注意点

以下に該当するものがある場合は、マンジャロを使用することができません。

過敏症の既往歴がある
糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡または前昏睡・1型糖尿病の方
重度の感染症にかかっている
妊娠中・授乳中の方

飲み忘れに関しては、次回予定日まで3日（72時間）以上あるかどうかで対処法が異なります。

次回予定日まで3日（72時間）以上ある場合は、気づいた時点で自己注射をしてください。その後はもともと定めていた曜日の投与を継続します。

次回予定日まで3日（72時間）未満であれば、別日に補うことはせず、次回予定日から通常のサイクルで自己注射をしてください。

マンジャロの正しい使い方

マンジャロは週1回、同じ曜日に太もも・上腕（二の腕）・腹部のいずれかに皮下注射します。

食事の影響を受けないので、同じ曜日であれば時間は気にせずにいつ投与しても構いません。最初は2.5mg/週からスタートし、4週間続けた後は効果や体調の変化を見ながら5mgに増量します。

注入器には1回分の薬剤が充填されているので、空打ちはせずに1回で全量を使い切ります。使用するまでは冷蔵庫で保管が推奨されていますが、30℃以下の室温で保存する場合は21日以内に使用してください。

マンジャロは保険適用になる？

マンジャロは2型糖尿病の治療薬としての承認を受けていますが、ダイエット目的の場合は未承認のため、保険適用外となり費用は全て自己負担です。

保険適用となるかどうかは受診する医療機関に関わらず、治療の目的によって変わります。2型糖尿病の治療に必要だと判断されれば保険診療となりますが、肥満症やダイエットのために処方される場合は全て自由診療の扱いです。

マンジャロをやめたらどうなる？

マンジャロの使用を中止すると、その効果も徐々に失われていきます。

マンジャロには食欲抑制や血糖値の上昇を防ぐ効果がありますが、有効成分の血中濃度が下がると投与前の食欲が回復します。満腹感も持続しないので、マンジャロを投与している期間よりも空腹感を強く感じるでしょう。

結果として食事量が増え、体重が増える可能性は高くなります。リバウンドを防ぐには、徐々に投与量を減らしたり他のダイエット方法への移行を検討することが推奨されます。

また、マンジャロを使用している間に適切な食生活や運動を習慣化させることも大切です。

マンジャロが効かない場合の対処法

BMIが低い方や、用法用量が適切でない場合は、マンジャロの効果を実感できないことがあります。

3ヶ月継続しても体重に変化が見られない時は、医師と相談の上で別のダイエット方法を検討する必要があります。医療ダイエットにはさまざまな方法があるので、一人ひとりの体質や生活習慣に合う方法を模索していきましょう。

また、マンジャロでのダイエットに安心して栄養バランスの悪い食事を続けると、せっかくの効果が薄れてしまいます。過度な食事制限は不要ですが、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないよう、最低限の食事管理は忘れずに行ってください。

リエートクリニックの医療ダイエットについて

リエートクリニックでは、一つの方法に限定しない複合的なダイエットを提案しています。

医療ダイエットにはさまざまな種類があり、目指す目標もお客様によって異なります。理想のボディラインに近づくためには、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせた方法でアプローチするのがもっとも効果的です。

マンジャロには優れたダイエット効果が期待できますが、他の方法と併用することでより高い効果が望めます。細胞レベルでのダイエットを実現するため、当院では医学的根拠に基づいた方法をご提案いたします。

【当院で取り扱いのあるGLP-1の種類】

マンジャロ
サクセンダ
オゼンピック
リベルサス

「短期間で痩せたい」「リバウンドしたくない」という方は、ぜひ当院までご相談ください。お客様の人生最後のダイエットをサポートさせていただきます。

まとめ

マンジャロは、従来のGLP-1受容体作動薬よりも高い効果が期待できる新薬です。

食欲が抑えられ、満腹感も持続するので、つい食べ過ぎてしまう方に推奨されます。週1回の自己注射で済む点も、手軽さを求める方には大きなメリットとなるでしょう。

ただし、短期間での減量には向かないので、早く痩せたい場合は別の方法との併用が必要です。

「早く結果を出したい」「リバウンドしたくない」という方は、医療ダイエットのリエートクリニックまでご相談ください。お客様の体質や目標に合わせて、最適なダイエットプランをご提案させていただきます。

【参照元】